社会教育学・生涯学習論研究室では、社会教育学ならびに生涯学習論の知見をベースとしつつ、広域化・複雑化しつつある社会課題へのアプローチを続けています。院生の研究関心は自治・福祉・環境・文化など多くの領域にまたがり、研究手法も理論研究、実証研究、歴史研究などさまざまです。
所属しているのは、東京大学大学院教育学研究科 教育社会科学専修 生涯学習基盤経営コースです。なお、本研究室には学部生は配属されませんが、本コースの教員は学部では「教育実践・政策学コース」の授業科目を担当しております。
沿革
年 | できごと |
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1947(昭和22)年 | 初代教授となる宮原誠一(文部省社会教育局調査課長)が東京大学文学部教育学科に着任 |
1949(昭和24)年 | 東京大学教育学部(教育学科、教育心理学科、学校教育学科、教育行政学科、体育学科の5学科制)創設 |
1965(昭和40)年 | 教育学部教育行政学科(当時は教育行政学、図書館学の2講座)に「社会教育学講座」を新設 |
1977(昭和52)年 | 図書館学講座と共同で紀要「社会教育学・図書館学研究」(現在の生涯学習基盤経営研究)発行開始 |
1980(昭和55)年 | 社会教育学講座と図書館学講座で運営されるコース名が「社会教育学コース」となる(同時に、教育行政学講座のコース名は「教育行政学コース」となる) |
1994(平成6)年 | 大学院重点化により、社会教育学コースと教育行政学コースが統合して「生涯教育計画コース」(社会教育学、生涯学習論、図書館情報学、教育行政学の4分野)となる |
2006(平成18)年 | 教育行政学の教員ポストが新設の「学校教育高度化専攻」に異動したことに伴い、「生涯学習基盤経営コース」(社会教育学、生涯学習論、図書館情報学の3分野)に名称変更 |
2009(平成21)年 | 教育学研究科の組織再編により、比較教育社会学コース、大学経営・政策コースとともに「教育社会科学専修」の所属となる |
過去に所属していた教員の一覧はこちらをご覧ください。
行事
- オープンラボ : 教育学研究科の説明会(毎年5月)に合わせて実施される研究室独自の説明会です。図書館情報学研究室と合同で実施されます。
- ワンデーセミナー : コース内での研究交流を深めることを目的として、毎年9月ごろに開催しています。各研究室から数名の院生・卒業生が研究報告をおこないます。基本的に非公開です。
- その他 : 進学/修了のタイミングをはじめ、授業期間の終了時や年末年始にコンパを企画しています。また、院生独自での自主勉強会やフィールドワークもおこなわれています。
施設
本研究室は、本郷キャンパス 教育学部棟に所在します(アクセスはこちら)。主に院生が使用している部屋は以下の3室です。
- 院生控室 : 冷蔵庫やオーブンレンジ、コーヒーメーカーなどが置いてあり、院生が日常的に使用する部屋です。書籍等を置くことのできる個人用スペースもあります。共有のPCが3台(デスクトップ型2台、ノート型1台)、プリンターが1台、複合機が1台用意されています。
- 院生研究室 : 研究用のデスクが5台置いてある、細長い部屋です。共有のPCが3台(デスクトップ型1台、ノート型2台)、プリンターが3台、複合機が1台あります。
- セミナー室 : 研究室の会議や打ち合わせ、自主勉強会などに使用されている部屋です。貸し出し用のノート型PCが3台とプロジェクターが保管されています。また、メールボックスと個人用の鍵付きロッカーも設置されています。